Excel VBA ベーシックの対策

１．試験範囲

Excel VBA ベーシックの試験範囲は下記のとおり。

大分類	ポイント
マクロとVBAの概念
マクロ記録
モジュールとプロシージャ
VBAの構文
変数と定数
セルの操作
ステートメント
関数
ブックとシートの操作
マクロの実行

２．問題集

試験問題集を作成。

Welcome to your Excel VBAベーシック

【ブックとシートの操作】ブックを開くとブックを閉じるについて誤っているものはどれか。

Openメソッドの引数にFilename:=は必須である

ブックを開くにはOpenメソッドをつかう

ブックを閉じるにはCloseメソッドをつかう

ActiveWorkbook.Close Trueを使えば閉じる前に保存することが可能

【関数】数値を操作する関数について誤っているものはどれか。

Round関数は数値の小数部を四捨五入した結果をかえす

Int関数は数値の小数部を切り捨てて整数部をかえす

Abs関数は数値の絶対値をかえす

Round関数の書式設定。Round(数値,　桁位置)。小数第1位が「1」、小数第2位が「2」。

【モジュールとプロシージャ】ショートカットキーについて誤っているものはどれか。

Alt + F11 でVBEを起動する

F5 キーでSub/ユーザーフォームの実行を行う

Shift + F2 キーでCallで呼び出しているプロシージャにジャンプする

F12 でデバックのリセットを行う

【変数と定数】定数について誤っているものはどれか。

定数は「xl」「vb」「fm」のいずれかではじまる

定義した定数はマクロ内で変更ができない

独自の定数定義には【書式】Const LIMIT As Long を使う

定数とは数値に別の文字をあらかじめ割り当てたもの

【マクロ記録】ダイアログボックスの設定項目について誤っているものはどれか。

設定したマクロにショートカットキーを設定することが可能

マクロの名前は名前先頭に英文字、ひらがな、カタカナ、漢字でなければならない

マクロの名前は名前に。空白や「？」「＊」など無効な記号が含まれてはならない

マクロの保存先は「個人用マクロブック」となる

【マクロの実行】マクロ実行の種類について誤っているものはどれか。

[マクロ]ダイアログボックスにてショートカットキーを設定し、マクロ実行

VBEを使ってマクロ実行

ボタンやオートシェイプなどの図形からマクロ実行

QATからマクロ実行

【セルの操作】Offsetプロパティの特徴として誤っているものはどれか。

基準となるセルから指定した位置に移動したセルを表示する

基準となるセル.Offset(列、行)

Range("B2").Offset(2,1) ⇒ Range("C4")

Range("A1:C3").Offset(1,0).Value = 100 ⇒ Range("A2:C4")の間に100が入る

【セルの操作】Copyメソッドについて誤っているものはどれか。

複数のセルもコピーすることが可能

Copyメソッドはアクティブセルが移動する

Ctrl + CしてCtrl + Vすることが可能

書式「コピー元のセル.Copy コピー先のセル」

【変数と定数】変数の適用範囲について誤っているものはどれか。

Publicステートメントは別のモジュールでも変数を使うことが可能

局所変数またはローカル変数はプロシージャ内で変数を使うことが可能

モジュールレベル変数は宣言したモジュール内の全プロシージャに適用可能

モジュールレベル変数やPublicはプロシージャ終了後に中身がクリアされる

【ステートメント】Withステートメントについて誤っているものはどれか。

「With」から始まり「End」で終わる

Withの後ろにオブジェクトを指定することで間のオブジェクトの指定を省略できる

間の構文は. から始まる

【VBAの構文】ステートメントについて誤っているものはどれか。

Subステートメントはプロシージャの塊をさす

マクロ記録にてステートメントを記録することが可能

For...Nextステートメントは繰り返し処理をする

ifステートメントは分岐条件をする

【ブックとシートの操作】シートのコピーと移動について誤っているものはどれか。

引数「before」と「After」は必ず入力すること

Sheets(Sheets.Count)を使えば右端にシートを追加することが可能

Afterを指定すると指定したシートの右。Beforeを指定すると指定したシートの左。

【書式】コピー元のシート.　Copy After,　Before。【書式】移動元のシート.　Move After,　Before。

【モジュールとプロシージャ】行継続文字について正しいものはどれか。

改行するときはコードの最後に「_」を入力

改行するときは何も入力せずenterで改行する

改行するときはコードの最後に「 _」を入力

【マクロ記録】マクロについて誤っているものはどれか。

マクロボタンの上部をクリックしてマクロ記録を開始する

コードを調べるために使用する

マクロの開始と終了はステータスバーにて実行することが可能

無駄が多いため実務で使用しるレベルのマクロを作る機能はない

【関数】その他関数について誤っているものはどれか。

【変数と定数】変数の宣言と代入について誤っているものはどれか。

Dim A,　B,　C　As String

Asを省略するとバリアント型として宣言される

&　は文字列を結合する記号

変数名は日本語で使用することが可能

【ブックとシートの操作】ブックの保存について誤っているものはどれか。

名前を付けて保存する場合はSaveAsメソッドをつかう

上書き保存する場合にはSaveメソッドをつかう

Savedプロパティは編集内容が保存されている時にTrueを返す

2回目の名前を付けて保存時に発生するエラーを回避する方法はない

【関数】日付や時刻を操作する関数について誤っているものはどれか。

Month関数で2月を返すときは02と返さず2で返す

Year関数は4桁の西暦年を返す

Year(日付) ⇒ 引数には日付を設定

Now関数に引数は不要

DateSerial関数の書式は　DateSerial(年,　月,　日)

【セルの操作】Resizeプロパティの特徴として誤っているものはどれか。

基準となるセル.Resize(列、行)

Range("B3").Resize(4,3) ⇒ Range("B3:D6")の範囲になる

選択したセルからセルの範囲を設定することが可能

【関数】文字列を操作する関数について誤っているものはどれか。

StrConv関数の書式はStrConv(文字列,　文字種)である

Format(元の値,　書式)は書式を適用した値を返す

InStr関数は文字列を検索して、ヒットした文字列を返す

Replace(Cells(1,1), "-A", "") ⇒ 文字列に11797-Aが入っている場合、11797が返ってくる

【関数】文字列を操作する関数について誤っているものはどれか。

LCase関数は引数に指定したアルファベットを小文字にする

Len関数では文字列の文字数を返す

RTrim関数は引数に指定した右端のスペースを取り除く

Mid(Cells(1,1), 2, 3) ⇒ 文字列にA123-Dの場合、23-が返される

【変数と定数】変数について誤っているものはどれか。

Option Explicitを設定するとモジュール内では必ず変数の宣言が必要になる

BooleanはTrue または Falseを格納

Stringは文字列を格納

文字を数値専用の変数に代入すると数値として設定することができる。

Byte、Integer、Longは整数を格納

【セルの操作】セルの特定について誤っているものはどれか。

EntireRowプロパティではActiveセルの次の行を設定することが可能

Columnsオブジェジェクトでは列を指定することが可能

下から数えてA列目の最終行に値を設定 ⇒ Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Value = 100

上から数えてA列目の最終行に値を設定 ⇒ Range("A1").End(xlDown).Value = 100

【セルの操作】セルの表示形式について誤っているものはどれか。

Formulaプロパティはセルに入力される文字形式を取得する

Formulaプロパティはセルに入力される計算式を取得する

Textプロパティはセルの文字列を表す

Textプロパティは読み取り専用である

【関数】ダイアログボックスを表示する関数について誤っているものはどれか。

MsgBox関数の引数はタイトルのみ省略可能である

InputBox関数の引数はタイトルのみ省略可能である。

【書式】MsgBox(文字列,　ボタンとアイコン,　タイトル)

【書式】InputBox(メッセージ,　タイトル,　最初に表示する文字列)

【ブックとシートの操作】シートの挿入と削除について誤っているものはどれか。

Countに数値を指定すると複数シートの挿入が可能。

シート非表示の【書式】Sheets("Sheet1").Visible = False

シート挿入の【書式】Sheets.Add(Before,　After,　Count,　Type)

Display AlertsプロパティにTrueを設定することでシート削除時の確認メッセージを抑止できる

次の文はVisual Basic Editorについて述べたものである。空欄【1】【2】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

ExcelからVisual Basic Editorを起動するには【　1　】キーを押しながら【　2　】キーを押す。

【1】Ctrl　【2】F11

【1】Alt　【2】F11

【1】Alt　【2】F10

【1】Ctrl　【2】F10

VBAに関する説明として正しいものはどれか。次の中から2つ選択しなさい。

VBAの機能では、ファイルを削除することはできない。

VBAは「Visual C++」というプログラミング言語をカスタマイズしたものである。

VBAは、マクロを記述するときに使うプログラミング言語である。

VBAでマクロを編集するときには、「Visual Basic Editor」という画面を使用する。

Excelのセキュリティレベルについて正しい説明はどれか。次の中から2つ選択しなさい。

Excel2010以降では、信頼できる場所にインストールされているマクロを除き、すべてのマクロを無効にすることができる。

Excel2010以降では、3つのセキュリティレベルがある。

セキュリティレベルは、標準では「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」が設定されている。

VBAの命令を使って、Excelのセキュリティレベルを変更することができる。

次の文の空欄【1】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

ブック内にマクロ作成者の情報などを電子的に保存する仕組みのことを【　1　】という。

セキュリティ署名

エクセル署名

コンテンツ署名

デジタル署名

マクロ「Lesson」を実行したところ、アクティブシートのセル選択が下図のようになった。空欄【1】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

Sub Lesson()

Range(【　1　】).Select

End Sub

"B2":"C4"

"B2:C4"

"B2, C4"

"B2" to "C4"

アクティブシートのセルの状態が下図のようになっているとき、マクロ「Lesson」を実行した。メッセージボックスに表示される値として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

Sub Lesson()

MsgBox ActiveCell.CurrentRegion.Count

End Sub

2. 4

4. 8

1. 1

3. 6

次のマクロは、アクティブシートのセルB4に「Excel VBA」という文字列を入力するマクロである。空欄【1】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から正しいものを2つ選択しなさい。

Sub Lesson()

【　1　】 = "Excel VBA"

End Sub

Cells(2, 4)

Range(B4)

Cells(4, 2)

Range("B4")

マクロとブックに関する説明として間違っているものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

マクロだけを独立して１つのファイルに保存することができる。

マクロを含むブックを保存するときに「xlsm」という拡張子を指定しなければならない。

マクロを含むブックを「xlsx」形式で保存しようとすると、警告メッセージが表示される。

マクロを実行するには、そのマクロが記述されているブックをExcelで開かなければならない。

次の文は、Visual Basic Editorについて説明したものである。【1】【2】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

下記画像のAは、プロジェクト内のモジュールが表示される場所で【　1　】という名称である。またBは、オブジェクトの状態を設定するときに使う場所で【　2　】という名称である。

【1】プロジェクトウィンドウ　　【2】プロパティウィンドウ

【1】プロジェクトエクスプローラ　【2】プロパティエクスプローラ

【1】プロジェクトウィンドウ　　【2】プロパティエクスプローラ

【1】プロジェクトエクスプローラ　【2】プロパティウィンドウ

マクロに関する説明として正しいものはどれか。次の中から2つ選択しなさい。

マクロ作成には、JavaScriptの知識が必要である。

条件分岐や繰り返し処理などを利用したマクロを作成することができる。

マクロを含むブックを保存するときには「xlsb」という拡張子を指定する必要がある。

セキュリティレベルの設定によって、マクロが無効化されることがある。

マクロに関する説明として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。

マクロとはExcelの操作を自動化するためのプログラムのことである。

マクロは、マクロ記録の機能を使って作成するものである。

マクロとVBAは同じものを指した言葉である。

マクロを使ってもWindowsの設定を変更することはできない。

★セルA2が選択されているとき、セルA2:E5（見出し行を除くデータ部分）のデータを削除するステートメントはどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

Selection.Offset(4, 5).ClearContents

Selection.CurrentRegion.ClearContents

Selection.Resize(5, 4).ClearContents

Selection.Resize(4, 5).ClearContents

「Sample.xls」を上書き保存して閉じるステートメントはどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

Workbooks("Sample.xls").Close Save:=True

Workbooks("Sample.xls").Save Changes:=True

Workbooks("Sample.xls").Close SaveChanges:=True

Workbooks("Sample.xls").Save Close:=True

次のステートメントを実行したとき、メッセージボックスに表示される文字列はどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。ただし、LTrim関数の引数「" 123456789 "」には、｢1」の前、「9」の後にそれぞれ半角スペースが2つずつ含まれているものとする。

MsgBox Mid(LTrim(" 123456789 "), 4, 3)

6789

234

1234

456

3枚目のシートの左側に新規シートを挿入する場合、【 1 】に入る引数はどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

Worksheets.Add 【1】 :=Sheets(3)

After

Right

Left

Before

次のマクロを実行したとき、メッセージボックスに表示される値はどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

Sub LoopSample() Dim total As Integer, i As Integer For i = 1 To 5 Step 2 total = total + i Next i MsgBox total End Sub

次の図のようなコードがある。このうち、モジュールレベル変数はどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

★セル範囲A1:C3を選択するにはどのように記述すればよいか。次の中から正しいものを2つ選びなさい。

Range("A1":"C3").Select

Range("A1, C3").Select

Range("A1", "C3").Select

Range("A1:C3").Select

図のセルE2に、セルB2:D2の合計を求める数式を入力するステートメントはどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。

Range("E2").Format = "=SUM(B2:D2)"

Range("E2").Formula = "SUM(B2:D2)"

Range("E2").Formula = "=SUM(B2:D2)"

Range("E2").Formula = SUM(B2:D2)

★マクロ記録に関する説明はどれか。次の中から正しいものを2つ選びなさい。

マクロ記録中にスクロールバーを使ってワークシートをスクロールしても、その操作は記録されない

相対参照と絶対参照はマクロ記録の開始時に選択する。マクロ記録を開始すると途中で変更することはできない

マクロ記録で作成したマクロは、「作業中のブック」「新しいブック」「個人用マクロブック」のいずれかのブックの標準モジュールに記録される

マクロ記録中に行った操作を［元に戻す］ボタンで取り消した場合、その操作は記録されない

Excel VBA ベーシックの対策

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２．問題集

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